通信の建築学科大学ってどこがいいの?(愛知産業大学、京都造形芸術大学)随時更新
建築を社会人になってから学びなおすうえで、
・専門学校にいくか
・大学に行くか
悩む方が多いのではないかと思います。もしあなたが大学を出ているならば、専門学校ではなく大学に入るほうがいいのかもしれません。
- 通信大学のメリット
- 比較してみました
- 愛知産業大の良さ
- デメリット
- 京都造形芸術大学の良さ(あくまで説明会ベースなのであしからず)
- 覚悟がないと卒業できません。
- 入学者に対しての卒業者数
- やり切るための自分なりのコツ
通信大学のメリット
その理由は大卒資格保有者は教養科目が免除され、最短で2年で卒業でき、なおかつ所定の科目を履修できればすぐに1級建築士試験(前後で実務2年)を受けられるからです。(2019年3月時点)
つまり、最短で4年で1級建築士になれるのです。
これは建築系学校を出ていないで1級建築士を取ろうとすると最短で11年もかかってしまいます。長い人生の中で考えても11年は長いですよね!そうなると学校に行ったほうがお金と勉強する時間はとられますが、最短で7年も早く受験資格を取得することができるのです。
大きく通信制の建築系大学は3つあり、
①愛知産業大学
②京都造形芸術大学
③大阪芸術大学
以上の3つが挙げられます。(そのほかにも日本女子大学ありますが今回は割愛)
わたしもそれぞれの大学の説明会などに参加した結果、
大阪芸術大学は理系学士が必須であることから、
最終学歴が経営学士である私は初期段階から選択肢から外れました。
よって、京都と愛知で比較することにしました。
比較してみました
そして京都造形芸術大学と愛知産業大学を比較検討した結果、愛知産業大学がいいのではないかと思い入学をしました。実際に入学をする際に比較表をまとめてみました。
以下比較表 (比較年度が違うため参考程度に)
愛知産業大の良さ
①学費と二級建築士対策
正直ほかの大学、専門学校と比べても断然安いです。2年間でストレートに卒業できると65万円71万円(2020年更新)の費用で済みます。
比較対象の京都芸術大学や大阪芸術大学は約100万円前後からとおおよそ30万円に差になっています。私は財布が寂しいのでちょっと厳しいのではないのかなと思いこの大学にしました。なお、学費ローンは2社から選べ年率3%台また、2級建築士試験対策では日建と提携しています。
(以下のリンクはなぜ学費が安いのか考察した記事は以下になります)
②スクーリングの講師陣が現役バリバリの建築家のこともある
先日受けたCADの授業では2017年の日経アーキテクチャーにも取り上げられた国分寺フレーバライフ本社ビルの設計をした久原先生でした!現役バリバリの注目されている建築家から直接指導を受けられるのはこの学校の特徴ではないでしょうか?ただし、直前まで講師がだれになるかわからないので、そこは運に任せるしかないです。
③入学時期が4,10月と選べる。
入学時期が10月があるのは、愛知産業大学の特色だといえます。私は夏ごろに検討を始めたので、タイミング的にもちょうどいい時期でした。2級建築士試験は春に試験があるので、卒業研究に力を注ぎたいなどの理由でお金に少々の余裕があるならば、2年半で卒業してもOKです。
④水曜スクーリング
不動産業に携わっている方にとって水曜日のスクーリングは繁忙な土日に休まなくてもいいので、これは京都にはない大きなメリットです。(ただし、水曜日に開いている講座が限られているので、綿密な計画を立てる必要があります。)
愛知産業大学についての補足
愛知産業大学のパンフレットを見ると、プロフェッショナルコース、ベーシックコース、造形コースと別れていますが、実際に入学してみるとこれらのコースが設定されているわけではありません。あくまでも履修モデルとして3パターンを提示しているにすぎませんので、注意してください。
デメリット
ここまで愛知産業大学の良さを上げましたが、もちろんデメリットもあります。それは値段相応の教育であるということです。 就職支援を行わないことも値段に反映されています(通信制大学全般に言えること)
評判を調べると出てきますが、基本的に学校は放置プレイです。自分でしっかりカリキュラムを組んで黙々とやらないといけないです。これは本当です。(教科書は中古で出回っていますので活用しましょう!)通信全般に言えることだとは思いますが、なにか質問があったら、電話もしくはポータルサイト、オフィスアワーなどを活用した能動的な行動が求められます。そこが大学を選ぶか、専門学校を選ぶかの分かれ道になってくると思います。
京都造形芸術大学の良さ(あくまで説明会ベース)
①スクーリングでみっちり学べる
スクーリング日程が年間26日で愛知産業大学と比べて2倍以上と面倒を見てくれるところです。そこが30万円程の価格の差になっていると思われます。なお、ローンは単独提携で年率驚異の1%と超低金
②芸術系なだけであって意匠系建築家の先生が充実!
横浜の大さん橋や愛・地球博スペイン館を担当された岸川准教授をはじめ、意匠に強い先生が集まっている印象です。
③キャンパスが京都も東京もモダンでおしゃれ
ドラマや漫画みたいなキャンパスライフをおくりたいのであれば断然、京都造形芸術大学です。東京キャンパスは明治神宮外苑のど真ん中にあり、帰り道に外苑内のシェイクシャックバーガーや表参道のスタバに立ち寄るなどのオシャレなキャンパスライフが送れます。京都キャンパスも学生街である出町柳から近く、モダンな校舎になっており、鴨川ライフを謳歌できます。(そもそもなぜ明治神宮外苑内にキャンパスを持てるのかが謎です。今度登記簿で調べてみようかな・・・)
ちなみに京都造形芸術大学については以下のブログで紹介されていますよ!
learning-architecture-over50.hateblo.jp
覚悟がないと卒業できません。
自分が何を重視するかによって選ぶ学校が変わってくると思うので、ぜひ説明会やオープンキャンパスで聞くのが一番だと思います。
通信に共通することとしては、挫折しやすい環境にあることです。数字を見ても留年率が30%前後となっています。(中退は含まず)
私はなんとか無事に卒業できました!(2021年3月更新)
入学者に対しての卒業者数
愛産大:入学者236人,卒業者125人であること。(愛産大HP参照:平成30年の入学者と卒業者の比較なので一概に単純比較できない)
京都造形芸術大学:入学者557人,卒業者124人であること。(京都造形芸術大学HP参照:平成30年の入学者と卒業者の比較なので一概に単純比較できない。また建築はデザイン学科に含まれるため、入学者、卒業者全員が建築専攻ではない)
これが多いか少ないかはあなたの判断に任せます。
やり切るための自分なりのコツ
また、教科書代や製図台、交通費が別途かかります。そこにも注意しましょう!
私も、己が強くないと途中で挫折しそうですが、初回のオリエンテーション時の人とライン交換をし、さらにこのブログをやることによってモチベーションを保っています。やはり最初が肝心でして、最初のオリエンテーションに出ないと仲間との情報交換や進捗状況など確認ができないことも出てきてしまいますので、是非参加しましょう!
いかがだったでしょうか。日々の奮闘記はブログに上げています。教科のコツなどもぜひ上げていきたいのでぜひみてくださいね!
以下はスクーリング授業の雰囲気を記事にしたものになります。↓www.zoushigaya.tokyo