愛知産業大学建築通信に入学して1年!入学後のリアル

愛知産業大学に入学し、今日で1年が経ちました。

あっという間の1年でしたが、

これまでの1年間何を行ってきたことを簡単にまとめたいと思います。

全く手につかなかった最初の3か月

愛知産業大学に入ったはいいものの、最初の3か月は教科書を

読んでも腹に落ちなく、非常に苦労しました。ましてや、働きながら課題、テストをこなすのは至難の業です。

 対策三本の矢

そこで、私が始めた対策が

・ブログを始める

・就業時間後1時間を使う

・街をくまなく観察する

以上の3点です。

これによって1月から単位の修得が右肩上がりになりました。

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ブログを始める

10月入学にもかかわず、1月まで全く教科に取り組めていない状況でした。

そんな時にはじめたのがこのブログです。愛知産業大学は普通の大学と違い、一般科目は講義に出なくてもいいし、随時レポート&テストが受けられるので、自分がどの程度教科をこなしたのか常に可視化できます。

そこで、現在の履修状況を公開することで是が非でも単位を取らないといけない状況に自分を追い込みました。現在の単位取得状況は以下の通りで、一定の成果が出ているのではないかなと感じています。なので、ブログをすることは自分を律する意味でも有効な手立てだと思います。

就業後1時間を使う

終業後に時間を使って勉強をすることにしました。1時間というのがミソで続けられるペースであり、1つの課題に対し、2日かければ片付けられるペースであることが分かったので、これを週4ペースで行っています。

(最近はさぼり気味ですが)

これは教科書の内容が専門すぎるのと、古すぎるのコンボでなかなか手につかないです。幸いにも会社に建築雑誌は一通りおいているので仕事の延長線と思って取り組めば先輩からも情報を教えてくれるし、比較的スムーズに進めることができています。

街をくまなく観察する

これはウーバーをやっているので、普段だったら絶対行かない場所でもこの仕組みをうまく使うことで探索できます。都内は有名建築家や有名設計事務所が設計した建築物が多くあり、江戸時代の寺院から明治のレンガ造りの建築、大正、昭和のコンクリート黎明期住宅や、フランクロイドライト、丹下健三、安藤忠雄、隈研吾、シーザーペリ、黒川紀章のメタボリズム建築など多くの建築を見ることができました!


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記憶力には自信があるので、きになる建物や街並み、建物の内部など気になる点があれば、スマホでバシバシとって、なんで空間的に映えるのか、心地いい気持ちになるのか、コンベックスなどで測り、後で自分の中でフィードバックします。

 

おかげさまで1年間で山手線の内側はだいたい尋ねることができました。

街並みなど記憶したものについては脳内グーグルマップにすべて詰め込んでいます。

システム的に言うとある意味でのビッグデータをこの1年でかなり収集できました。

 

これによってレポートを作成する際にも、このあいだ行った建物が教科書のこの内容と

当てはまる。など理論とケーススタディが見事にマッチするのが快感で仕方ないです。建築学科の学生はウーバーをやると小遣い稼ぎにもなるし、様々な建築物を見れたり、普段は入れない場所にも入れたりするので、やって損はないです。

 

今になって後悔していること

スクーリングは学校入学時にガンガン入れることをしてこなかったことが後悔の一つです。早めにスクーリングを受けていれば、もっとレポートや課題についてもイメージできたかと思います。

 

これから入る方は私の轍を踏まないようにしましょう!

特に建築造形A、構造力学のスクリーングは早ければ早いほどいいです!

最終学年である4年時も、この3つを使って課題をこつこつとクリアしていきたいですね!

愛知産業大学に入ってよかったこと

講師が現役バリバリの建築家であることがなによりも強みです。

意匠、構造の先生が懇切丁寧にスクーリング時に対応してくれます。

そしてなによりも建築界のリアルを教えていただくことができるのが入ってよかったことの一つだと思います。 

建築というと、やっぱり意匠建築が中心のイメージですが、この学校に入って意匠をやれる人はほんの一握りだということがわかりました。

講師の先生も意匠以外にもマンションの耐震診断や構造計算など建築と関係のある仕事をしながら副業として講師をやっている方が多いです。講師の方から語られる話は実体験なので、現実を聞かせられ、その現実を今後、卒業以降にどう行動するか考えるきっかけにもなります。

 

また社会人学生が多いので、出版系だったり、不動産屋の方だったり、大工さんだったり、SEだったり、日本に就職した外国の方だったりと本当に様々な方が学習をしています。これは通信大学だから成せることであり、発想、着眼点に自らのバックボーンがある作品は、根幹がしっかりしているので、見てても、プレゼンを聞いてても、こんな発想あったのか!と気づきを与えてくれます。

また、そんな方たちの話を休み時間にだべっていると視野が広くなります!

まだできていないこと

まだ設備建築士の講師、教授と話せていないことです。

現在私は設備設計のオペレーターをやっているのですが、

建築には皆さんがイメージする意匠構造設備建築士と細分化されていて、設備についてはまだスクーリングなどで質問ができていないので、設備建築士講師、教授の意見を伺いたいと思います。

愛知産業大学に入って不満なこと

e-learningの動画の授業が専門科目はない

これはパンフレットをきちんと見れば分かるのですが、

動画授業を行っているのは一般教養科目のみとなっています。

愛産大には構造や力学について想像しにくい分野の動画授業を増やしてほしいですね!

これは多くの学生が望むことではないでしょうか?一部の専門学校ではすでに動画授業を取り入れています。今後、大学にはネット環境の投資をしてほしいですね!

 

②東京のスクーリング会場のオフィスアワーを充実してほしい。

これは、家では勉強できない私の個人的な意見ですが、基本愛産大の東京スクーリング会場は土日と水曜しか開いていません。実際に月に1回ある巡回があるのですが、力学など専門分野でない先生に質問してしまうとふわっとした回答しか返ってきませんので、教科によっては質問によっては2か月待たないといけないときもあります。

 スカイプでもLINE通話でもいいのでとにかく質問できる場を設けてほしいです。

何を目標にするかで勉強の仕方が変わる

わたしがこの大学に入った理由はリーズナブルで2級建築士の受験資格がすぐに取れること。これが1番大きな理由です。

なので、課題については合格点が取れればいいというスタンスで課題に取り組んでいます。幸いなことに建築の教科は学ぶ部分でかぶっていることが多いです。ほかのレポートで使用した事例がそのまま活用できたりしていいレポートができるのが特徴です。

なので、省力的にかつミッションである単位の取得を効率よく行えるのです。これは、社会人になって時間の使い方を学んだ部分が大きいと思います。Time is moneyですからね!

 

もちろん目標が何なのかによって学び方も変わってきます。

本来ならば、大学なので教養と専門科目を駆使して、応用に発展していくというやり方が、現状王道なのは事実なので、本来の大学教育のあるべき姿とは離れていることも自覚していますが、限られた時間と気力を効果的に使おうとすると、どうしても、省力で課題を片付けてしまおうとしまうのです。

これから、3年時にまだ取り終えていない単位を取りつつ、卒業制作が入ってきますので、今までの社会に出てからの経験や日頃のニュース、今後発展するであろうテクノロジーについて反映させられるような卒業制作にしていきたいと思います。そのためにはやはり、単位は早めに取り切ることに越したことがないですね!